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金魚は私。猫が好き。            一周回ってまた元の位置。            けど、泳ぐよっ!        


by 金魚
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伊藤若冲展


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行きたくて、でも上野へ出向く踏ん切りがつかなくて、
そんな事だから時間も取れなくて、
半ば諦めていた。
でもMちゃんから
「伊藤若冲展に行ってきました!図録も買ったよ!」
というメールを貰って、居ても立っても居られなくなった。


やっぱり行こう!


思い起こせば、もう何年も美術館に行っていない。
なんだかすっかり気力が失せてしまって、
ここ数年、カメラも映画も美術館も、
全てから遠ざかっていた。
辛うじて、たどたどしく読書をしていたくらいだ。


そうだ、行こう!行こう!!


私は絵画も美術館という空間も好きだったじゃないか。
思い立ったその日は、展覧会最終日の前日。
持病の事もあって、この数年一人きりで電車に乗って都内へ出掛けることは無かった。
でも、スマホでストーンズやホワイト・アッシュを聞きながら、
若冲の作品の前に立てるワクワク感が、
無事に上野へと連れて行ってくれた。

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息を飲むほどの素晴らしさだった。
緻密で繊細なタッチと、迫りくる圧倒的なパワー。
それらは洪水みたいに、私に押し寄せてきた。
特に2Fに用意された展示室は、
この見せ方を考案した方の作戦勝ちといったところ。
そのフロアに入ったところで、
思わず足を止めて感嘆の声をあげてしまう程だった。
(勿論、小声。・・・だったと思いたい。)
180度に渡って巨大な同じサイズの作品がずらりと並べられた空間は
野鳥、鶏、魚、植物、
それらが華やかな色彩とリアルさで描かれていて、
広いフロアいっぱいに伊藤若冲が満たされていた。

当然のように図録を購入。
今まで、若冲と言えば、
気味が悪いと思う程に羽や鶏冠を緻密に描いた鶏しか知らなかった。
でも今回、
淡い色合いの魚を描いたり、
雪が降り積もる梅を描いたり、
薄墨で鶏を描いていたり、
様々な作品を存分に楽しむことが出来た。
思い切って出掛けて良かった。

感動を誰かに伝えたくて、
Kのご両親と自分の両親にポストカードを送ることにした。
上野駅構内のカフェで図録を眺めつつポストカードを書いた。
と、そこで尽きた。
途端に調子が悪くなってきて、動悸が襲ってくる。
慌てて薬を飲む。
まずいなー、こんな所で。
これからFまで帰らなくてはならないので、若干焦る。
それでも、大きく深呼吸をしたり、
図録を見ながらさっきまでの感動を思い出したりしつつ、
自分を取り戻した。
呼吸が整って、気分が上がってきたところで、
それ~~~~っっ!
と一目散に帰宅したのだった。
こういう時に上手に調子を整えることが出来るようにならなくちゃね。
目の前で作品を見ることが出来たという充足感で、
胸がいっぱい。
途中焦ったものの、
枯れていた部分が潤って、満ち足りた1日となった。



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by goldfish3003 | 2016-12-10 22:08 | 美術館